2020年09月28日
濱本工房小紋と菱健染帯
今日はスポーツの話から。典型的中年男性の自分にとって、テレビ観戦するスポーツの王道といえば長らく野球がその座を占めていました。
ところが最近、その座席を相撲が取って変わろうとしていることに気付きます。
その昔、夕方の子供向け番組を楽しみにしている時間帯を祖父に占領されたあの憎き相撲。もの哀しい気持ちにさせられて嫌いだった呼び出しの声も、今はとても心地よいです。
中年を越え、かつての祖父に一歩近づいたということでしょうか。いや、日本文化の継承を担う呉服屋としては、むしろ目覚めるのが遅いくらいだったのでしょう。そう思います。
遅くなりましたが、今日はこんな組み合わせを。

濱本信博さん主宰の濱本工房で制作された小紋に、菱健の塩瀬染帯。

今からの季節に相応しい、秋模様の光悦垣を表した菱健の一品。

まず万筋を染め上げ、抜染し柄を表現していく濱本さんの小紋。春と秋の植物を吹き寄せ風に散らしてあります。

抑えめな表現ですからどちらの季節も無理なく使えますね。上品に映える組み合わせになりました。
十一月の場所には、もっと多くの観客を収用できると良いのですがね。観客の着物姿を見るのも、相撲テレビ観戦の一つの楽しみでもあります。

にほんブログ村
ところが最近、その座席を相撲が取って変わろうとしていることに気付きます。
その昔、夕方の子供向け番組を楽しみにしている時間帯を祖父に占領されたあの憎き相撲。もの哀しい気持ちにさせられて嫌いだった呼び出しの声も、今はとても心地よいです。
中年を越え、かつての祖父に一歩近づいたということでしょうか。いや、日本文化の継承を担う呉服屋としては、むしろ目覚めるのが遅いくらいだったのでしょう。そう思います。
遅くなりましたが、今日はこんな組み合わせを。

濱本信博さん主宰の濱本工房で制作された小紋に、菱健の塩瀬染帯。

今からの季節に相応しい、秋模様の光悦垣を表した菱健の一品。

まず万筋を染め上げ、抜染し柄を表現していく濱本さんの小紋。春と秋の植物を吹き寄せ風に散らしてあります。

抑えめな表現ですからどちらの季節も無理なく使えますね。上品に映える組み合わせになりました。
十一月の場所には、もっと多くの観客を収用できると良いのですがね。観客の着物姿を見るのも、相撲テレビ観戦の一つの楽しみでもあります。

にほんブログ村